日曜日, 6月 28, 2009

DNAモデルからニューロンモデルへのメディア変遷

これまでは、グーテンベルク以来、オリジナルを次々コピーするというDNAモデルでメディアをとらえることができた。書籍はその代表格で、そこではコピーライトを握ることがたいへん重要だった。DNA転写の際に収益を上げるモデルである。

ネットが普及し始めて、このDNAモデルではどうも都合が悪くなってきた。転写が一瞬で行われるデジタルメディアにおいては、転写そのものではなく、転写された情報の伝達スピードこそがメディアの力となっていった。「複製技術時代」のメディアから「転送技術時代」のメディアへと転換しはじめたのだ。

この「転送技術時代」を象徴するのが、tumblrである。ここでは自分の「オリジナル」のコンテンツをあげることだけではなく、引用(quote)や転載(reblog)が奨励されている。ほとんど転載だけで構成されるブログもあるが、しかしだからといって、そこに価値がないわけではない。音楽でいうならremixのおもしろさがそこにはあり、コピーライトを犯した単純な海賊版とは異なる感触がある。

この転送技術時代のメディアは、これまでのDNAモデルではなくニューロンモデルとして理解されるべきだろう。そこには5つのポイントがある。

ニューロンモデルのメディアのもつ5つの特徴へつづく