日曜日, 8月 30, 2009

2−1で迎えた9回裏、岩瀬が打たれて同点とされた。負けられない中日は10回表に4−2と勝ち越し、絶対に抑えたい10回裏に落合監督が送り込んだのが、山井投手だった。

山井投手は昨年、けがで棒に振り、今年もいい成績を残せずファーム行きとなっていた。一軍に戻ってきていきなり任されたのがこの重大な場面であった。得意のスライダーを織り交ぜ、0点に抑え、セーブを記録した。

この大事な場面に山井が活躍した。山井が後半に使える。後半は山井がキープレイヤーになる。中日の選手とスタッフはその期待を抱き、その期待を山井選手自身も強く感じたことだろう。

岩瀬投手という絶対の信頼を得ていたストッパーが打たれた穴を、復活の山井投手が埋める。ここに落合監督の選手起用の妙がある。ペナントレースでこの後も、優勝争いをしていくだろうと確信させるゲームだった。ベンチに戻った川井は、もはや一方的になっていく試合の行方を見つめながら、わき上がるさまざまな感情を押し殺していた。

この伏線はジャイアンツ戦の選手起用にも現れていた。川井が打たれ、しかし攻撃陣が2点差と追い上げたあとのジャイアンツの攻撃、1点も取られたくない場面で川井はやはりずるずると打たれていく。打席には川井投手との対戦成績が抜群にいいラミレス。誰の目から見ても川井交代の場面、落合監督は続投を判断した。結果、タイムリーを打たれてそのゲームの勝敗が決した。

ジャイアンツに3連敗して、「いい勉強になったんじゃないか」と語った落合監督。負けにも、いい負け方がある。選挙結果を見ながら、なにか関連することがあるように思えた。