日曜日, 1月 17, 2010
【つぶやき】業界批判とクリエイティビティ、時間感覚
- 23:42 ほんと、クロスオーナーシップのニュースが新聞社ウェブサイトにでない
- 23:43 反対なら反対で、立場を表明すればいいのに、黙殺ってすごいな
- 23:43 逆に、マスコミが妙に饒舌なときも、気をつけた方がいいんだろう。メディアリテラシー的には。
- 23:44 J-Castいわく「もし実現すればメディアの大改革につながるが、オールドメディアの激しい反発が予想される。」オールドメディアというくくり(笑)
- 23:45 業界批判は、その業界内からやらないといけなくて、それも言葉ではなく行動で示さないと、「沈没する舟から先に逃げやがって」となる。
- 23:46 たとえば広告業界について、批判はいろいろあるけれど、そこから離れた身としては、実はあまり何も言うことはなく・・・。
- 23:47 逆に、本を出すという立場からすれば、今の出版業界の流れは、言うことはいっぱいあって・・・。
- 23:48 いや、言うことだけではなく、行動すべきことがたくさんある。この意味で、僕は評論家ではなく、クリエーターやイノベーターになりたい。
- 23:51 クリエーターは、あまりしたり顔で「未来がこうなる」と言ったりしない。新しいものを作り出すときのモチベーションは、その先に何があるんだろうという好奇心であり、そこにあるものが分かってしまっていたら、もう作る必要もない
- 23:52 ダニエルピンクは、新著「DRIVE」のなかで、新しいモチベーションマネジメントについて語っているが、それはこうしたクリエーターたちの動機付けに関するもの。
- 00:00 大学時代、映画を撮っていたけど、なんというか、心の中から湧き出てくる思いというのか、表現欲求というものが、どうも希薄だった。脚本を書くときに、特にそれが如実に表れる。お題を与えられて、それにひねって答える方が得意だった。
- 00:01 「どうしても思いを抑えられず、書きました」という小説家のインタビューを見るとうらやましかった。薄っぺらい人間だなあ、と自分のことを思っていた。
- 00:02 でも、30歳をすぎて、これがでてきたんですな(コホン)。その表現欲求とやらが(笑)。「お題をひねって答えるのならできる」がヒントだった。
- 00:04 高校時代も、国語の教科書にある詩のパロディを書いたりするのが得意で、本家とパロディの微妙なバランスを整えるところに、楽しさがあった。実はこれでよかったのだと気づいた。
- 00:05 「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ」。この遊子を、そのまま遊ぶ子として詩を書き換えた。くだらないけど、こういう遊びが楽しかった
- 00:06 大学時代にはまったのは、野田秀樹や橋本治や高橋源一郎だったのだけど、ここにはパロディ感覚という共通要素があった
- 00:08 野田秀樹は、言葉遊びを通じて、読む言語を音声言語へと再度、翻訳してみせた。野田ファンにとって、たとえば「はひふへほ」のハ行は、もはや特別な音として認識されている。意味をおわない。音と、その余韻を詠む。詠むって、なんだか泳いでいるみたいだ
- 00:11 橋本治は、枕草子をジョシコーセーの言葉で朗読した。やっぱり音だった。桃尻娘は、音声と登場人物の思考が一致するのだということを示してみせた。つまらないこというやつの頭の中は、やっぱりつまらない。このときの「つまらない」というのは、音としての、である。
- 00:13 高橋源一郎は一方、書き言葉の人だ。思考が書き言葉になって踊っている。書き言葉ができて、人に無意識が生まれたと看破したのがマクルーハン。「無意識は文字文化のせいである」。高橋源一郎は、その文字文化の生み出した無意識を、文字を通じて扱った。
- 00:15 ここから、表現欲求があって、そこから作品が生まれるというのは、ロマン主義に過ぎるのだ、という話につなげようと思う
- 00:16 つまり、表現形式が先にあって、その表現形式に、僕たちは誘われるようにして、コンテンツを紡ぎ出すのだという。そういう順番でいいのではないか。
- 00:19 野田秀樹は音に導かれて新しい演劇を生み出した。橋本治はその音をもう一度文章に定着させ、音と思考(の流れ)を一致させた。高橋源一郎は、言葉によって生まれた無意識をつかもうとした。どれも、表現形式と表現内容が表裏一体となっている
- 00:27 そうすると、ぼくたちは、その表現形式にもっともっとよりそっていけばいいんじゃないかと。もしくは表現したいことを探すのではなく、表現したいと思える形式を探すことにもっと力を注いだ方がいいのではないかと。
- 00:28 そうするとですね、最初の議論に戻るのですが、その業界というのは、業界という表現形式であり、自分の想いをのせるメディア。そこから離れて創造活動はないんです。その業界というメディア、もしくは舟のなかにあって初めて、問題意識が生まれ、表現したいことが生まれてくる
- 00:29 業界のアウトサイダーからの批評というのは、はっきりいってありがた迷惑で、そんなことは内部では分かってるということが多い。でも、異業種の人間がやってきて、その業界内で活動をはじめると、今度は無視できない何かが生まれる。
- 00:30 僕が何を言えばいいのか、いや、何をすればいいのかは、僕が今、どの舟に乗っているかによって決まる。業界という舟であり、時代という舟であり、76世代という舟。
- 00:32 フィールドの中にいる。それがクリエーターであるためのもっとも重要で、もっとも基本となるものであり、もっとも重要な要素。
- 00:33 で、話はまだ続く。舟に乗ったときに重要なことは、これまでの舟のなかの常識を相対化する視点。これがパロディ感覚。
- 00:34 ギョーカイのなかにいながら、そのギョーカイを相対化して眺める。それをするための視点のずらしが重要。振り返ると、僕はこれが得意だった気がする。得意というか好きだった気がする。
- 00:36 舟、パロディ感覚。この二つが急に記憶の奥底から蘇ってきて、僕は『IDEA HACKS!』を書いた。仕事術を、ある種、パロった。
- 00:40 パロってみることは、でも真剣じゃないとできない。日本の長時間労働が、人の創造性を阻害しているんじゃないか、という問題意識。これがムクムクとわいて出てきた。仕事術を書きながら、仕事の仕方に対する疑問がわいてくる。
- 00:41 時間を節約し、効率を上げることがそんなにいいことなんだろうか。僕は少なくとも、芝生の公園で、仰向けになって空を眺め、雲の変化をムダに眺めていたい。
- 00:43 「時間を節約しようとすることで、仕事そのものの楽しさが半減。効率的に働けば働くほど利益があがってうれしいのは、実は会社だけなのかもしれないのです。」と僕は書いた http://bit.ly/454xQH
- 00:44 しっかり舟に乗っていないと、パロディにならない。「片足つっこんだだけ」とかでも、見透かされちゃう。 RT @tanatomo3: これはよく分かる例えだなぁ。 RT @ryu2net: 舟に乗ったときに重要なことは、これまでの舟のなかの常識を相対化する視点。これがパロディ感覚。
- 00:46 パロディとは、なにかを馬鹿にすることではなく、新しい視点を持ち込むこと。今書いている『会計HACKS!』は、たぶんこれまでで一番、パロディ感覚を発揮した本になっている。ようやく自分の表現の根本にたどり着けた。素直にうれしかった
- 01:24 @ryuji69 節約→ゆとり。ここにある単純化された時間の足し算、引き算にも疑問を持っています。時間にあるのは圧縮と拡散ではないだろうか [in reply to ryuji69]
- 08:27 そうですそうです! RT @torimachi24: フロー状態は時間の概念が無いから時間を節約出来無い RT @ryu2net 「時間を節約しようとすることで、仕事そのものの楽しさが半減。 http://bit.ly/454xQH